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2013年 02月 14日
父親の手術日
今日は父親の手術日で、9時には手術室に入ってしまうため、母親と六時半に集合して病院に行きました。
くだらない話しなんかしながら八時半になると手術着に着替えてスタンバイ。
10時間くらい手術に時間がかかるため、二回もトイレに行っていました。

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手術が終わるとICUに入らないといけないので、病室は綺麗に片付けて整頓。
これから大手術するってのに、看護婦さんにつまらないギャグを飛ばし
無視されているのが笑えました。
車いすに乗せられて、看護婦さんと一緒に手術室に。
そこは日本でも最先端で最新の設備を誇るシステムらしく、まるで近未来のような空間。
巨大な自動ドアと自動ドアの間に父親は移動され、家族はその手前までしか入れません。
そしてだんだん見えなくなって手術室に入っていきました。


その後はただひたすら待つだけなので、待合室にいるのも苦痛なため、一人で八王子のお墓でお祈り。

父親の手術日_a0039916_2112334.jpg
いつも1人で来る時には三束の花を買って、六個の花瓶に生けるのですが、
今日は大奮発して六束の花を買って盛大にデコレーションして来ました。
お爺さん、お婆さんに手術の成功を祈りました。
カメラマンってこういうときに何の役にもたたないんだなあと祈るのみ。

その後は10時間後の19時まではまだまだ時間があったので、
日野のスターバックスでメールのやり取りをしたり、
撮影スタジオに電話して機材の発注したりと仕事モード。

ひとおとり仕事が済んだので、また病院に行って17時には母親と合流。
家族待合室に二人っきりでいたんですが、時間が経つのがもの凄く早く感じたり、凄く遅くなったり
とても不思議な気持ちで手術の終わりを待ちました。

ただ待っても待っても手術室からの連絡がなく、渡されたポケベルが壊れたかと思うくらい鳴らない状態。
19時には終わる予定の手術なのに、すでに時間は22時を越え、不安もマックスになってしまい
呼ばれるまで来ないでと言われていたんだけど、手術室までいってインターフォンを押してみました。


数分待たされたあとに、主治医ではない先生が説明してくれるというので母親と別室に。
現在もまだ手術のまっただ中で、かなり実は危険な状態が続いていてみんな必死で頑張っているとのこと。
まだ時間がかかるそうなので、まだ控え室で待っていて欲しいと言われ、
足がフラフラになりながら、再度控え室に戻りました。


ぼーっと時間が過ぎた深夜0時過ぎ、主治医の先生から話しがあると言われ、また母親と手術室へ。
すでに15時間も父親と格闘していた主治医の先生自らの説明とあって
こちらの心臓も止まる寸前の気持ちで話しを伺いました。

父親の手術は、胸を開いた時に大動脈と肺がぶつかりあっているという予想外の展開で切り取るのに苦労し、
肺自体は傷つけずに丁寧に大動脈を切り取れたので大丈夫だったのですが、
人口大動脈と本人の血管を繋いで、停止していた心臓を動かし出したら出血が止まらず
輸血をしたりと止血作業に追われていたそうです。

かなり低くなっていた脈も少し戻って来たので、先生からの説明があったのですが、
その話しの途中にも先生は呼び出されて、また父親の手術室に戻っていきました。。。


もうこの時点で夜中の1時を過ぎてしまい、明日の撮影が朝六時半に横浜のスタジオ集合なため、
母親を病院に置いて後ろ髪引かれる思いで病院を出ました。

by sakkt | 2013-02-14 23:03 | 家族


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