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2007年 05月 06日
レタッチ環境の整備
引っ越した事務所ですが、結構オサレ系なコンクリ打ちっぱなし、壁は白ペンキ系で
室内のライトはお決まりの、色温度の低〜〜〜いオレンジ色。。
で、本来はこれでかっこいいのですけど、
写真のレタッチには大変不向きな電球の色なので、
5000ケルビンと言う色温度に変える必要がありました。

基本的に電球は色温度が低く、オレンジ帯びていて
蛍光灯しか色温度を変える事ができないそうなんです!
これって意外と知らなくて勉強になりました。

で、蛍光灯にするには事務所を大改造しないといけなく
そりゃー工事費が凄い事になるので、ヨドバシの店員さんに相談すると
どうやら蛍光管を小さく折り曲げたものを電球のようにした製品があるとのことで
それを買って来ました。

レタッチ環境の整備_a0039916_18223351.jpgレタッチ環境の整備_a0039916_18203815.jpg

<左>使用前
<右>使用後
写真のように、オサレ系なオレンジの光では
モニタの色と出力プリントがかなり違って見えてしまうので
印刷業界で基本となっている5000ケルビンと言う色にしないといけないのです。

実際、厳密に合わせるとなると、
こういったコンクリに光がバウンスしてまた色が若干変わるので
本来は良くないんだけど、応急処置です。
一応ご自宅で簡単に合わせるのは、ナショナルから出ている『パルック色』と言うのが
5000ケルビンで作られているそうです。

あと、こういった直撃タイプのダウンライトもムラに見えて良い環境とは言えないので
モニターに光が入らないようにヒサシを作りました。

レタッチ環境の整備_a0039916_18274613.jpgレタッチ環境の整備_a0039916_18281549.jpgレタッチ環境の整備_a0039916_18285365.jpg
先日、銀座に打ち合わせに行った際にちょこっと寄った、
マニアックカメラ用品専門店銀一でモニター用ヒサシを買いに行ったら、
なんと既製品は2万くらいするそうなのです。
実際みたらそんなイケてないし、店員さんに相談したら
『プラスチックボードとウールペーパーみたいので、立派に出来ますよ〜』と聞き
300円のプラスチックボードと1000円のウールペーパーで
工作することにしました。

試行錯誤すること30分、
ほんと、結構いい感じに出来ました。
ついでにアシスタントのモニターのも作ってあげといた。

これでやっとまともにレタッチ出来そう♥

by sakkt | 2007-05-06 21:12 | 撮影・仕事


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